プリキュア

ヒーリングっど♥プリキュア #21 アスミちゃん、はじめての入浴でまいっちんぐ 感想

人になる。それは人間の生活様式を身につけることだけではない。そんなことは練習していけば自然と身につく。人として本当に大切なのは、おもいやりなのだ。人間として生まれてもそれだけでは、人にはなれない。姿かたちは人間でも、それだけでは不十分なのだ。健康に生まれれば体は自然に育っていくのかもしれない。しかし、心は、自然には育たない、経験して考えて意識して育てていかなければならないのである。心を育てるには、まず環境が大切なのかもしれない。いい人と出会い、薫染され、そしてそれがまたほかのだれかへとつたわっていく。病弱な花寺さんは両親をはじめとしていろいろな人たちにたすけられて今の自分がいると感謝している。だから今度はいろいろと未経験で困難な立場のアスミちゃんをたすけて、みちびいていってあげたいと。困難な立場にあっても、自助努力だけでなく周囲のたすけもかりて、よりよい方向にすすんでいける、成長できるよと。自身の経験をふまえてアスミちゃんへと伝えられたのがよかった。そこから信頼関係がめばえて、アスミちゃんの心にすこし変化がおきて、ひとつ人へと近づけたようなかんじもした。なんでもないような毎日でも、いい人たちとのかかわりをつづけていくなかで薫陶されるのでしょうか。アスミちゃんの今後の成長が楽しみです。

ノイズの正体と今後の展開を予想する

ノイズの正体。それは音吉の嫁です。アコちゃんのおばあちゃんです。その昔、音吉の嫁はプリキュアだった。しかし今はノイズなのだ。どうしてそうなったのか?そこには驚愕の真実が…

プリキュアがノイズになるのです。いえ、もちろんすべてのプリキュアさんが必ずノイズになるわけではないのですけどね。たまーに、心の折れたプリキュアがノイズになってしまうことがあって。うん、正確に表現すれば、ノイズの核(コア)になってしまうんだ。ちょっとわかりづらいだろうから、すこし説明しますね。ノイズという怪物だか怪鳥は、この世の悲しみの集合体であり具現です。ふだん人々の悲しみというのは、世の中にたくさんあるとはいえ、薄く広く散らばっています。それは、ふつう悲しみというものは個人的なモノですから基本的にくっつきあうことはないからです。けれども、この世のありとあらゆる悲しみを引き寄せる核(コア)のようなものがあったとしたら、どうでしょうか。核(コア)をとりまくように、たくさんの見えない悲しみが集まり、しだいにその形をなしていく。その核(コア)こそがノイズの本体でして、今回そのノイズ本体になってるのが、だれあろう音吉の嫁なのです。わかったかな?

プリキュアって、ある意味、もう人間じゃないですよね。だって、人ならざるチカラを得てるわけですから。良く表現すれば超人間なのでしょうけれど、悪くいえば人間やめてるわけで。つまり、超人力を得た代償として、普通の人ではなくなった、と理解してください。得るものあれば失うものあり。これ等価交換の原理でして。森羅万象なにごとに於いても、いいとこ取りはできないということですから。はい。それはさておき、それはそれで納得できてればイイのですが、なかにはプリキュアになったことで失った大切なモノ(ごくごく普通の日常のこと)を後悔する女の子も、いないわけでもないのです。そうですよね、なにかこうボランティアで「みんなの幸せ守るために戦ってます、私、プリキュア!」みたいなノリにうんざりしてくるというか、これって痛い中二病じゃね?みたいな気恥ずかしさがこみあげてくるというか、なんというか。わかるでしょ?ちょっとオトナになればさ。とにかく普通の女のコに戻りたいと願うプリキュアっ子もいるのですよ。でも戻れない。もどしてもらえない。いちどプリキュアになったら一生プリキュアなんですから。もちろん年をとれば体力的にキツイので出撃回数は減らしてもらえるのですが、それでもプリキュアはプリキュアだから、完全に引退させてはもらえない。そのことに悩むプリキュアの娘さんが、ときとしてノイズになってしまうのですよ。音吉の嫁もその一人だったということです。はい。

音吉の嫁は、自身がプリキュアであることに悩んでいました。誰にも相談できず、いや、相談できたところで、相談したところで、どうにもならないことは分かってました。そんな、ひとりモンモンとする日々が続いていた、ある日のこと。どうしたことでしょう、所有するキュアモジューレが徐々に輝きを失いはじめ、くすんできちゃいました。ああ、これはもう末期症状です。こうなるともう、じきに意識がなくなりノイズに変化して暴走をはじめます。こんなぐあいに音吉の嫁はノイズになり、この世に散らばるありとあらゆる悲しみを引き寄せ始め、しだいにあの怪物(怪鳥)の姿になっていったのでした。

おどろいた音吉は、過去の文献を調べあげると、ときとしてプリキュアがノイズという化け物になるということを知る。音吉はその事実に愕然とするも、とにかく深刻な事態であることを認識し、冷静に対応しようとする。嫁の不祥事は夫の責任とばかりに、音吉はひとりでノイズをなんとかしようと思案する。すると、音吉のなかに眠る戦士のチカラがしだいに覚醒しはじめるのだった。当時まだ若く、お盛んだった音吉は、いくどとなくプリキュアと交わっていたことで、知らず知らずのうちに、戦士としての資質を得ていたのだ。そして今こそ、その眠れる戦士のチカラを発現するときなのだ。たたかえ音吉!

戦士となり、独りでノイズにいどむ音吉。ノイズを消滅させるには、ノイズの本体であるキュアモジューレを破壊しなければなりません。キュアモジューレはノイズの体内というか胎内にあり、さいごは男の剣でそれを貫かなければノイズは倒せません。悪戦苦闘の末、ノイズを追い詰めた音吉は、トドメをさすべく、男の剣で、薄汚れたキュアモジューレを貫こうとするのだが、ここで心の弱さがでてしまった。いまでこそノイズという化け物だけれども、もとは美しいプリキュアで、なおかつ自分の嫁ではないですか。はたして、ここで一撃をくわえて、簡単に死に至らしめてしまうのは、人として夫としてどうなのだろうかと。そんな気持ちの迷いが生じた。音吉だって鬼じゃない。ほんのすこしだけ剣のチカラを弱めてしまったそのとき、その隙をついてノイズは自身の股間に刺さる音吉の剣を抜いて敗走した。あっけにとられる音吉が、しまったと思ったときには、ときすでにおそし。そのままノイズはゆくえをくらましてしまったとさ。

ときはながれて、現代。じょじょに復活のきざしをみせるノイズ。ここにいたって、ああ、あのとき躊躇せずトドメをさしておけば、と音吉は後悔する。だがしかし、後悔したところでなにもはじまらないことは、音吉もわかっている。そこで、ノイズの力を弱めるというパイプオルガンの制作に心血を注いでいるのだ。とはいえ、パイプオルガンが完成したところでノイズを倒すことはできない。せいぜいパワーを弱める程度なのだ。やはり最後は、そう、ノイズの体内にある、あの汚れきったキュアモジューレを破壊しなければ。そのためには男の剣で貫かねばならない。そういう設定ですからね、スイートプリキュアという物語は。さて、ここで音吉は、ふと思った。どうなんだろうか、音吉とてもう年ですから、かんじんなときに男の剣がつかいものにならなくなるという不安がよぎる。ああ、年はとりたくないものだ。そうなげく音吉であったが、なげいているだけではどうにもならない。ここはひとつ思案する。すると妙案が浮かんできた。それは、自分の代わりに若くて元気ビンビンな戦士にノイズ退治をまかせればよい、というアイデアだ。だが、ここでも問題がひとつ。誰を自分の代わりにするかだ。だいたい誰でも戦士になれるというわけではありませんから。そうです、プリキュアと契りを交わし、プリキュアの力を受け継いだものだけがノイズと互角に戦える力を得るのですから。うーむ、これは困った、と音吉、首をかしげ腕組みをしたとき、ハッと、ひらめいた。そうだ、奏太クンを戦士にすれば!と。

音吉にことのてんまつをすべて告げられ、困惑する奏太クン。土下座までして懇願する音吉に対し、それでも返事をしぶる奏太クンに音吉が逆ギレした。「ああ、そうかい、そうかい。恥をしのんでこんなにたのんでいるのに、それでもキミは首を縦にふらないというんだね、このひとでなしがッ!、ところで奏太クン、きみはアコのことがキライなのかね?せっかくアコと結婚させてやるといってるのに、アコも奏太と本当の家族になれると喜んでおるんじゃがな。えっ?どうなんだい?奏太クン。これでもアコといっしょになってくれないの?ああ、もう、キミという人間は、アコに恥をかかせるだけでなく、世界がどうなってもイイと?そういうことなんですね?」みたいないいかたで、音吉は、まだ小学生の奏太クンをののしった。これには奏太クンも、まいってしまう。涙を流しながら「ゴメンナサイ、おじいちゃん、ぼくが悪かったです、ぜひアコと…」と返すしかなかった。

こうしてアコちゃんと契りを交わし、晴れて戦士となった奏太クンは4人のプリキュアとともにノイズを倒すべく一致団結するのでした。
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