まこぴーが転校してくるというのは、まあ、いいとして。やっぱ、鳴り物入りで転校してきたまこぴーが相田さんとイチャイチャしてるのを苦々しく感じた菱川さんがジコチューになってしまうといった展開のほうがオモシロカッタのではないだろうか。菱川さんは「アタシがマナの奥さんなんだからね」という気持ちなわけですから。「マナと仲良くするのはかまわないけど、節度を守ってよね」みたいな感じでさ。

あるいは応援団長さんが偶然、まこぴーのおならの音を聴いてしまう。応援団長さんは「アイドルは、まこぴーはおならをしてはいけないのだー」とか叫びながらジコチューになってしまい、まこぴーのオシリの穴を縫合しようと攻撃してくる。必死で臀部を守りながら逃げるまこぴーは、キュアソードに変身するいとまもない。さあ、どうする。といったギャグ展開でもオモシロカッタかもしれないな。うむ。

まあ、冗談はさておき。

菱川さんは自分に自信がなさすぎるようですね。あれだけいつも相田さんのお世話をして、たよりにされているというのに、いまいち相田さんを信用できないという感じでした。相手がまこぴーであっても、ちょっとぐらい相田さんを貸してあげてもビクビクする必要はなかったはず。おそらく相田さんも浮気をするつもりは全然なく、ただ、まこぴーがとつぜん転校してきて興奮していたのと、いつもは面倒をみてもらう側なので、たまには面倒をみる側を演じてみたかったと、ただそれだけのことなのでしょうし。だから長続きはしない。相田さんはすぐにまこぴーのお世話に飽きてしまうはず。それなのに、そこまでの思慮ができずに菱川さんは不安になってしまう。まあ、それが恋だと言われてしまえば、それまでなのですが。わかってはいても、好きな人に対してはどうしても一抹の不安を覚えてしまうというのも理解できます。ひとの心ほどアテにならないモノはありませんからね。

こんかいのオチは、菱川さんが嫉妬していたように、まこぴーもまた菱川さんと相田さんの関係に嫉妬していたということでして。まあ、わりとよくあることなのでしょうか。自分の価値は自分ではわからなくて、他人に嫉妬ばかりしてしまうという。菱川さんもまこぴーの本心を聞けたことで安心したはず。「やはりマナの嫁はアタシじゃないと、つとまらないンだからネ!」とな。というか、まこぴーはべつに相田さんの嫁になりたかったわけではなかったのです。むしろ夫に…(チゲーヨ