まったくなんの伏線もなくかくかくしかじかの設定がありましたとだけ説明されてそれに沿う展開でした。

父親がマグロ漁船の船員であることは父親を長期不在にしたいときに都合の良い設定ですね。1年前、父親は息子に謎の石を託す。息子がはからずも謎の石に触れると石が閃光を放ったので事情を語ることにした。石には秘密がある。この石は異世界の者から500円玉(偽造品)の山とともに手渡されたもので生活費をまかなってやるかわりに石の適応者を探せと命令されたのだと説明した。しかるのち、おまえが適応者だあとはぜんぶまかせたからよろしくたのむぞとだけ伝えて逃げるようにして父はマグロ漁船で旅立った。残された息子は石の意思に導かれ変身する。変身するといっても、くだんの石をかかげて声高に変身呪文をとなえると謎の光につつまれてBGMがながれて勝手にいろいろ装備されていき変身が完了するというような便利なものでなく、そうではなくて自分で用意してもってきた衣装にせっせと着替えるというか、ようするにコスプレですね。だったら、べつに着替えなくてもとおもうのですが、いやいや、やはりあえて着替えるのは快傑ズバットのズバットスーツみたいなかんじなのか。わからん、わからん。知りたくもない。

はてさて、父親は異世界人なのかな。行倒れてたところを助けてくれた妙齢の女性をあろうことかヤリ逃げしようとしたがうまくいかずしかたなく結婚したもののやはり逃げたくなってマグロ漁船に乗ることにしたんだ。そうですねマグロ漁船に乗っていればとりあえず仕事だからお金のためにいっしょうけんめい働いていますと言い訳できますからね。そうして頃合いを見てそのうち本当にいなくなる連絡とれなくなる。おそらくそれがねらいでしょう。しかし今のところは和実父とよろしくヤってるのでとりあえず逃げない逃げたくない和実父といっしょにいたい、そんなかんじか。今回は単身赴任中のお父さんの秘密をあばいて人間らしい姿を描いた素晴しい父の日回でした!と言いたいところですが父の日ではなかったようですね、はい残念。

生徒会長の出番なくなって、さみしい