デリバリーヘルスで働くパーリーピーポーなプリキュアかな。ぶっちゃけ飲食店応援ですね。まん延防止等重点措置もなんのその。現実感ゼロの設定がいいですね。しかし今期のプリキュアは現実世界におけるコロナ下で苦しむ或いは苦しんでるふりをして世間の同情を集めてうまいことやろうとたくらむ飲食店を応援したいというモチベーションから制作されました。たぶん。個人のちんけな食べ物屋さんは支援金ガッポリで儲かってんだろ、といった根拠にとぼしい批判はさておき、このコロナな日常に於いていろいろと風当たりの強い飲食店の悪戦苦闘ぶりを描くことがテーマのひとつのようです。それにしても、お客も店員もだれひとりマスクしてない、お店の入り口に消毒液はもちろん置いてない、ソーシャル・ディスタンスなにそれという無政府状態な飲食店街、すごい設定なんだわさ。ありえない。いつの時代の設定だ。まあ異世界だと思えば納得なんだがね。

さて、はじまりました。岡田枠がマリちゃんさんで誠司くん枠がたっくんでイース枠がジェントルーなんだなこれが、じつにわかりやすい。個人的には青い娘が好きです。黄色はミュウプリンみたいやね。

くだもの屋さんって普通は駅前にあるよね。思い返せば昭和時代の私鉄沿線たとえば東急池上線とかでホームのはじっこにある駅の改札を出てすぐの踏切をわたると駅前商店街の入り口にフルーツショップがかならずあったような気がする。しかしこの世界では商店街のいちばんはじっこのしかも急坂の手前に昭和レトロな雰囲気をただよわせるフルーツショップがあるという。すごい坂だな、それにしても。危ないね。乳母車が母親の手をはなれて単独で落下するがごとく加速してくだっていった。そうして坂の下でいまどきUberEatsでない出前の人とはちあわせ。これもなんだか現実感にとぼしくていいね。

レシピッピとかいう謎の存在はキラキラルっぽいものの中にかくれてるんだかそこから生まれるんだかようわからんかった。しかしこいつが課金アイテムだということはよくわかった。マリちゃんさんが捕縛フィールドを作り出してそこで戦うという一般人に迷惑かけない安心で安全な設定はプリキュアでははじめてかな。避難誘導員いらないね。ブンドル団(正式名称は財団B)のマークがBに×がついてるのは、つまりはそういうこと。現実世界ではプリキュアの大事なスポンサー様のひとつに玩具屋Bというのがあったようななかったようなで。あとは分かるな。