今回のお話は映像的にかなり楽しめた。

papaya_beam

とくにキュアパパイアのビーム発射を真横から描写してくれたのは良かった。この場面が強く印象に残った。カッコイイとすら思った。正面からだとギャグにしか見えないけれど、横からだとまじめに必死に攻撃してる感が伝わってきて良いかんじする。なんだろな、今回のこのパパイアビームの件から、世の中はなにごとにおいても多面的に観察していかないと判断をあやまることにつながるということをあらためて思いましたね。くやしいけれど、キュアパパイアの好感度がアップした。

今回は、ギャグ回とみせかけといて、教訓といいますか、自身のまちがいに気付いたら、すぐに素直にあやまりましょう、という話だったような気もします。もちろん謝罪したからといって、いつでも今回のようにすぐに仲直りできるとは限りませんが、それでも自らの非を素直に認め誠意をあらわすのは大切なことだと、それが長い目で見たときに信頼関係の構築につながるのだよと、そんなメッセージがこめられていたのかなと。ねえ、成田先生?

正直なところ、犯人は夏海かエルダちゃんのどちらかだと思っていたけれど、ぜんぜんちがいました。夏海は落とした財布をとりに行く前に、メロンパンをだれかに先に食べられてしまっては大変だからと自分でさっさと食べてしまって、それから、財布をとって部室に帰ってきたときにはそのことをきれいさっぱり忘れていたとか。そんな衰えた高齢者にありがちなオチかなと思いました。あるいは、エルダちゃんが夏海のことが気になって、こっそりやってきたら、部室には誰もいなくてアザラシも寝てるので、だまって中に入ったら、おもいがけずメロンパンがあった。エルダちゃんはメロンパンのおいしさを知ってしまっていますからね。いただいちゃいました、と。そんなオチなんじゃないかなとも。まあ、結果的にどちらも不正解だったのですが、それにしても、視聴者の方で、だれか今回のオチを正確に予想できた人いたのでしょうか。いや、いない。

ローラは、体育の授業ですごく疲れたからアクアポッドの中で休んでいたということなので、やはり本当にくつろげるのは人魚の姿で水中でなのでしょうね。ローラが人間の姿にあこがれたのは、人間の姿でないと人間社会では自然に自由にふるまえないからで、べつに人魚であることがいやになったから人間になりたいというわけではなかった。たしかに人魚の姿でも、下半身の魚の部分をうまく隠して、尾ビレをじょうずに使って、ぎこちないけれど歩くことはできた。また、今の社会は多様性を受け入れる方向にすすんできていて、体が不自由でも以前よりは不利益な扱いは少なくなってきている。しかしローラはそれでは満足できなかった。人魚の姿のままでも、工夫して努力すれば、なんとか人間社会にとけこめなくもない。それは事実かもしれないけれど、それでも、かずおおくの行動の制限がある。ローラはそれがいやだったのだろう。そして、とくべつ扱いされるのがイヤなのだ。とくに若い女の子なら、そういう気持ちが強くても不思議ではないと思える。とにかく人間社会にいるあいだだけは、人間の姿でいたい、みんなと同じ姿でいたい。そうして、その中で自分らしさを表現して生活したい。そう考えていても違和感はないです。いつか戦争が終わって、人間の姿にバイバイして、とこしえに海に帰る日がきたときに、ローラがどんな気持ちになるのか興味あります。