エルダちゃんメイン回でした。かわいかった。

学校の裏山に廃屋があり、そこが異世界への入口だった。入口だけ。そう、入口はあっても出口はないという。したがって興味本位で入ったが最後、永遠に異世界をさまよう。異世界トラベラーとして人生をまっとうしなくてはならなくなる。そんな恐怖な展開になるのかと思ってたら、ぜんぜん違った。いい意味で期待を裏切られたのでした。

すごいミスリードだな。夏の定番の怪談話で肝を冷やす話かと思わせといて、心あたたまるお話にもってくとか。

廃屋の人形はある日とつぜんいなくなった友だちとの再会をずっと待っているのだとエルダちゃんはまことしやかに夏海まなつに語っていた。そして人形はエルダちゃんが持ち帰った。このことはつまりエルダちゃん自身のいまの心の姿を人形に投影していたとおもう。いつかまた会いたい、また会えるよね、敵とか味方とかでなく、友だちとして。持ち帰った人形で楽しそうに遊んでいた様子から、そんな淡い期待をいだいてるようなかんじが伝わってきた。戦ってるのは、組織として敵だから、しかたなく。しかし個人と個人との関係は違う。相手の正体もわからずに、ふとしたきっかけから相手の優しい人柄に触れてしまい、好意を抱いてしまうことがある。あとから敵だと分かっても、この気持ちだけは、どうすることもできない。もやもやする。しかし、ときに世間の理論や理屈よりも自分自身の素直な感情のほうを優先したい信じたいという気持ちに傾く。なにが正解かなんて分からない。どうすれば正解にたどりつけるかなんてのも知らない。説得力のある根拠なんてないけれど、ただただ自分の自分だけが信じる細くて暗くてせまい困難な道のその先に「正解」が待っているはずだとおもって前に進んで行きたい。正解を選ぼうとするな、選んだ道が「正解」になるんだと胸を張れ。信じることで夢が広がる。それで失敗したなら本望だ。自己責任上等。死ぬのも怖くない。そういう生き方は好きだ。

いずれ、この人形が鍵となるエルダちゃんと夏海まなつとのエピソードがありそう。そのとき、はじめて、エビが人間になり、それからプリキュアになるという新しい伝説がはじまるんだ。そんな熱い展開があるとみた。