人になる。それは人間の生活様式を身につけることだけではない。そんなことは練習していけば自然と身につく。人として本当に大切なのは、おもいやりなのだ。人間として生まれてもそれだけでは、人にはなれない。姿かたちは人間でも、それだけでは不十分なのだ。健康に生まれれば体は自然に育っていくのかもしれない。しかし、心は、自然には育たない、経験して考えて意識して育てていかなければならないのである。心を育てるには、まず環境が大切なのかもしれない。いい人と出会い、薫染され、そしてそれがまたほかのだれかへとつたわっていく。病弱な花寺さんは両親をはじめとしていろいろな人たちにたすけられて今の自分がいると感謝している。だから今度はいろいろと未経験で困難な立場のアスミちゃんをたすけて、みちびいていってあげたいと。困難な立場にあっても、自助努力だけでなく周囲のたすけもかりて、よりよい方向にすすんでいける、成長できるよと。自身の経験をふまえてアスミちゃんへと伝えられたのがよかった。そこから信頼関係がめばえて、アスミちゃんの心にすこし変化がおきて、ひとつ人へと近づけたようなかんじもした。なんでもないような毎日でも、いい人たちとのかかわりをつづけていくなかで薫陶されるのでしょうか。アスミちゃんの今後の成長が楽しみです。