もうね、このごにおよんでさえも5人のプリキュアとキャンディとポップと、そいつらだけの感情や感性だけで地球の行く末が決まるという。まさにセカイ系でした。地球消滅の危機がもう、すぐそこまで迫っているというのに。キャンディと会えなくなるなんてイヤだ、でも地球の未来も私たちが救わなきゃ、みたいなマジで糞な展開。ぜんぜん感情移入できませんでした。まだミラクルジュエルの最後のチカラを使ってしまうとキャンディが死んでしまって、またメルヘンランドの女王が空位になってしまって、メルヘンランドの民主化運動が盛り上がってしまって困る、みたいな展開だったら、少しは納得できたかもしれないのですが。ぜんぜんそんなことはなくて。しかもキャンディと永遠に別れてメルヘン時間は終わり、それぞれがそれぞれのあたらしい未来へと歩んでいくみたいな展開にもならず、最後またキャンディと再会できましたメデタシメデタシみたいなのも、いかがなものか。進歩がないですね。メルヘン時間は続くよどこまでも、ってな感じでした。まあ、でも、このまま本当にキャンディが星空さんたちの思い出の存在になってしまったら、こんどの映画でキャンディを登場させられなくなりますから。そんな映画興行上の大人の都合も感じとれた最終回でした。Cパートはむりやり入れたンでしょうね。