こんかいのおはなしは、なぜ自分はお笑いが好きなのか、というソボクな疑問にぶち当たったキュアサニーこと日野あかねの成長物語です。たぶん。

日野あかねはお笑いが好き。いままでは好きだから好き、みたいなかんじで、なんで自分がお笑い好きなのかなんて考えたこともなかった日野あかね。きっと、好きという気持ちに理由なんてあるわけがない、と思っていたであろう日野あかね、だから、ふと「なんでお笑いが好きなの?」とあらたまって問われたとき即答できなかった。これは前回の青木れいかがなぜ勉強するのかという疑問にぶち当たって悩んでしまったのと状況が似てなくもない。青木れいかは、勉強は義務だから、と、勉強する意味なんて考えたこともなかった。けれどもコツコツ勉強していくうちにいろいろなことがわかるようになって、そう、勉強は自分を自分の知らない世界へといざなってくれるものなのだと最終的に気がついたのが前回のおはなしでした。ひるがえって今回の日野あかねは、お笑いにはチカラがある、お笑いにはみんなを楽しい気分にさせるチカラがあるから、と自分がお笑い好きな理由に気がついたのでした。みんなが楽しくなれば自分も楽しい、だからみんなを楽しませてくれるお笑いが好きなのよ、私、日野あかね。といった感じのストーリーでした。わりと好印象なお話でした、今回は期待してなかったのにナ。

みんなを楽しい気分にさせたい、みんなの笑顔を守りたい。そのおもいは、お笑いを愛する気持ちだけではなく、なぜプリキュアとして戦うのかの答えにもなっていたようです。答えが出て、鬱屈していた気持ちが晴れたキュアサニーは全力で赤鼻アカンベェを攻撃し、撃退してしまう。