みなさん、ごぞんじのとおり、アカオーニさんは夜、寝るときパンツをはいてません。そうです、フルチンです。毎晩パンツをぬいで、そのパンツをやさしく手洗いしてから干して、オネンネする。そして翌日、なまっ乾きのパンツをはく。それがアカオーニさんの日常になっているようです。なぜフルチンで寝ているのかといいますと、単純に気持ちイイから、ではなくて、パンツをはいたまま寝てしまうと寝返りをうったりしたときにパンツがよれてしまいシワシワになってしまうからです。大事なパンツがシワシワに。それがイヤで、パンツをはかないで寝るというのです。

あのトラの毛皮でできているという、地味にワシントン条約に違反してるっぽい、アカオーニさんのパンツ。べつにどうってこともないようなパンツですが、ところがどっこい、あのパンツ、そんじょそこいらでは手に入らないシロモノなんです。そう、じつはアレ、なにをかくそう皇帝ピエーロ様から賜ったという大事な、それは大事な恩賜のパンツ。かつて無位無官のただの一兵卒でしかなかったアカオーニさんが、メルヘンランドとの戦争で功績をあげ、恩賞として格別なはからいを受け、皇帝陛下への拝謁を許され、なおかつ、じきじきに賜ったというパンツ。そのような、ありがたいパンツなのですから、アカオーニさんが自分の命と同じくらいに大切にするのは無理もないことなのです。

さて、そんなアカオーニさんなのですが、プリキュアさんたちとの戦いでは、いずれ倒されるときがやってきます。これは、お約束ですから、いくら数々の修羅場をくぐりぬけてきたアカオーニさんとて避けられない運命なのです。で、どうゆうふうにヤられちゃうのかといいますと。えっと、まず、パンツを脱がされちゃいます、キュアハッピーさんに。いや、故意にではありませんから、けっして故意にではありません。だってキュアハッピーさんってば、ドジっ娘なんですもん。ついつい戦闘中のどさくさに、手がアカオーニさんのパンツに引っかかっちゃってネ。そのはずみで、ズルリとヤっちまったんだよ。あははは。キャーハズカシー

あろうことかパンツを脱がされちまったアカオーニさんは茫然自失してしまいます。そりゃそうです、いいオッサンが、まさかまさか、女子中学生にパンツを脱がされるなんて、予想だにしませんから。そしてアカオーニさんがひるんだすきにプリキュアさんたちの無慈悲な必殺技のオンパレードがはじまります。両手で股間を隠すのに精一杯であたふたするアカオーニさん、なすすべなく、あえなく火ダルマ状態の感電状態の目も当てられないありさまに。ええ、もちろんフルチンのまんまですから。

戦いは終わった。チカラつきて、地べたにあおむけのアカオーニさん、もちろんフルチンです。そんな状態のアカオーニを5人のプリキュアさんたちが取り囲んで、見さげていた。キュアハッピーさんはとどめをさすまえに「武士の情けじゃ、最後に何か言っておきたいコトはあるか?」と尋ねる。アカオーニさんは虫の息で答えるのですが、「パ、パンツを…」のところまででて、そのあとの「はかせてください」が続かない。弱りきったアカオーニさんをまえにして不憫に思ったキュアハッピーさんは「ええい、みなまで言うな、うむ、わかった。」と口にしただけで、無言で丁寧にアカオーニさんにパンツをはかせてあげました。うつろな目でその一部始終を確認したアカオーニさん、そのあと口元を緩ませ、最後の力をふりしぼって「あ、あ・り・が・と、、、ウッ(ガクッ」と。そして絶命した。