お腹がすいたといっても、どうしてもそれを食べないと死んでしまうという状態ではなくて、せいぜい小腹が減った程度であるならば、クッキーを6等分して6人で食べても、とくに問題はないとはおもいます。しかし、どうでしょうか、6人が6人、ほんとうにお腹がすいてて死にそうな状態だったとして、だれか1人が残った食料を全部食べればその人だけは助かる、6人で等分したらみんな死ぬ、こういったケースならば、どちらを選択するのが正解でしょうか。6人みんな仲良く黄泉の国に旅立てるほうが幸せで、だれか1人だけ助かったらその人は一生ほかの5人に負い目を感じて生きていかなければならないから不幸だ、と、そういう判断もできます。あるいは全滅よりは誰か1人でも生き残ったほうが良い、生き残ったその人は他の5人のぶんまで一所懸命生きればよいだけの話だ、と判断する人もいるでしょう。どっちが正解か。どっちも正解。価値判断の違いだけなのだから。

なまけ玉のなかにずっと。それはバッドエンドともいえるしハッピーエンドともいえるでしょう。やはり価値観の違いなので、どちらが正解かなんて客観的に判断できるわけがありません。キャンディさんの場合は、眠りつづけて楽しい夢を見つづけるよりも目を覚ましてツライ現実にぶちあたりたいと、自堕落な世界よりも苦楽をともにできるトモダチのいる世界のほうを選択しました、そのほうがウルトラハッピーだからと。それはそれでイイとおもいます。それはキャンディさんがキャンディさんの自己責任でそう判断したのですから。けっして視聴者のみなさんにキャンディさんの価値観を押し付けようとするものではないはずです。というか、押し付けられたら、たまったものではありません。