なんか、すごく良い最終回になっちまいましたね。(・∀・)
この1年の総まとめにふさわしいというか、なんというか。
そうですよね、前回の、ディスピア様をたおして、絶望を消して、めでたし、めでたし、じゃ、なんだかなー、ですもんね。
そうではなくて、「絶望はなくならない!」、では、どう絶望とむきあって生きてくのか、生きていけばいいのか、というのが示されないと、しめくくりとしては、しっくりこないですもんね。
つまりそれが今回というわけで、じつに納得のいくエピローグだった。

人間、夢や希望だけでは生きられない、生きていかれない。
というのも、夢や希望はかならずしもかなうとはかぎらないから、そこに絶望や絶望とまではいかなくても失望やら悲しみといった負の感情があるはずだから。
そうですね、世の中、基本的に競争社会ですし、それでなくても思いどおりにいかないことのほうが多いでしょう。なわけで、むしろ夢がやぶれて希望がズタボロになるほうが多いのかと。(ぇ
とにかく絶望は生まれる。
では絶望しないためにも夢も希望ももたずに生きればいいのかといえば、そうなると、それはそれで人間社会が回っていかないというか、ほんのすこしの夢も希望もなければそもそも生きる気力もわかないだろうから、そんな社会はありえない。
というわけで、われわれは、いやがおうにも絶望にたちむかっていかなければなりません。

かんたんに「絶望にたちむかえ!」といわれても、さて、どうしたものかと、というのが世の中の多くの人たちの意見だとおもいますが。
やはりカンタンではないのでしょう。
あの春野さんにしても、この1年、絶望や失敗をくりかえしてきましたし。
とはいえ、そのつどのりこえてきた。
その原動力はいったいなんだったかといえば、それは、それこそは、ほかでもない、あらたな夢や希望だったはず。
そう、絶望してくじけるたびに、あらたな夢や希望で立ちあがる、そんな心の強さが強さこそが生きる原動力。

キュアフローラが、絶望すらも受けいれて生きてきたからこそ今の自分がいて、そしてこれからも絶望であろうと悲しみであろうとなんであろうと受けいれながらも成長していきたい、みたいな宣言をして、それを聞いたクローズさんが戦意喪失したのは、うなずける。
絶望とは物理的な痛みではなく精神的なものだから、堅固な精神的な強さを見せつけられたら、こりゃ、つけいるすきがない、勝ち目ないなとクローズさんが思うのも自然かと。
クローズさんたちもはじめは物理的な攻撃をしかけてくるが、最終的には精神的に相手を追いつめて魂を抜きとる的なことをしてくるのだから。
なわけでクローズさんは人々の心が弱まってくるまでは、なりをひそめていることでしょう。
なのでクローズさんがまたあらわれないよう人々は絶望をのりこえていけるようつとめていかないとと。

それから、絶望すらも受けいれて、いよいよ夢がかなったとしても、そこでオシマイではないとも。
夢はつづいてく。
ひとつかなえた夢が、その夢を起点にまた新たな大きな夢へとつながってくと。
そんなメッセージも、あったのかなと。

うむ、絶望も夢へとつながっていけるし、夢もべつのあらたな夢へとつながっていく、いける。
きらら嬢がジャパンコレクションをすっぽかして絶望したけど次の夢へとつないだように。
また、春野さんはグランプリンセスとなりホープキングダムを救ってひとつ夢をかなえたけれどもそれは同時にカナタ王子たちとの別れという結果にもなった、しかしそれでは出会わなければよかったのかといえば、否、そんなことはなく、出会いには別れがつきもので、別れはたしかに悲しいけれど、でも出会ったからこその喜びもたくさんあった、それは良い思い出で、思い出はこれからも心の中で生きつづける、消えない、そして、いつかまた会う日もくるだろうという希望へとつながっていく、いける。だから泣いてばかりいないで立ち止まらないで前にすすもう、すすみたい、かけだしていきたい、と。そんな春野さんだったのかなと。

最後に、このGo!プリンセスプリキュアという物語において「プリンセス」という記号の意味があいまいで、よくわからなくて、そのあたりがこの物語を理解するうえにおいて障害になっていたような気もするのだが、ようするに「プリンセス」とは「夢の象徴」のことだと理解しておけばよかったのかなと。
つまり、このGo!プリンセスプリキュアという物語は、なにもプリンセス、つまり、お姫様を描きたかったのではなくて、そうではなくて、夢や希望はどうあるべきかを描きたかったのだと。
なので、へんにお姫様がモチーフだと勘違いしたままでいると、なんだかよくわかんねーなー、って、なってしまうけど、そうじゃなくって、人はどう夢や希望をいだいて生きていくべきかを描いた、つまりは夢や希望をモチーフとした人生論が1年かけて語られていたと解釈すればマチガイナイんじゃないのかなと。
とりあえず、お姫様が王子様とむすばれてハッピーエンド!みたいな話の内容ではぜんぜんなかった。(キリッ