天ノ川さん、あれほどイヤがってたプリキュアの仕事、受けいれることになりました。
こ、これは、いったい、どういった心境の変化か?

まあ、ぶっちゃけ、天ノ川さんは春野さんを好きになったから!
と言ってしまえばそれまでなんですけどね。

好きになったといっても、なんとなく好きに、というわけではありません。
天ノ川さんはそう簡単に誰でも好きになるという安い女ではありませんから。(ぇ
天ノ川さんは、春野さんを認めたというか、春野さんに何か特別な光るモノ、人を導ける魅力みたいなモノを感じたようだった。
じっさい春野さんのアドバイス、星のキラキラのおかげで天ノ川さんは切望していたオーディション合格を勝ち取ったようだったし。
天ノ川さんは春野さんと仲良くなれば、なにか良い方向へと自分を導いてくれると直感したのだろう。
それでは春野さんと仲良くなるにはどうしたらいいかといえば、そう、プリキュア業に参加すれば、というながれになりますね。
プリキュア業をすれば、たしかに今より忙しくなる。
けれども、そのデメリットを引いてあまりあるくらいのメリットがあると、天ノ川さんはにらんだのでしょう。
春野さんといっしょにプリキュア業をすれば、かならずモデルの仕事も良い方向へとむかうはずだと、天ノ川さんにはそんな確信があったのでしょう。

あと、春野さんが押してダメなら引いてみろをヤったのも大きいかと…(ぇ
もちろん春野さんに打算的な考えはなく、ただただ天ノ川さんの夢を応援したいから、そのためにプリキュア業が負担になるというのならば無理にはすすめないよと。
でも、人間、だれしも強くすすめられてたのに急にやっぱいいよと言われたら、なんとなく、えっ?!、ってなりますよね。
そこなんです…(ナニガサ?
もうアナタしかいない、どうかどうか、お願いします!と熱烈に勧誘されてたのに、あるとき急に、やっぱオマエいらねー、好きにしたら〜?と言われたら、どうでしょうか。
ちょっと、さみしくないですか?
天ノ川さんも人間です、さみしくならないほうが不思議ですよね。

天ノ川さんは悩みました。
はるはるのことは嫌いじゃない。
プリキュアは好きとか嫌いとかじゃなくって忙しいから断った。
でも、これを機に、はるはるとの縁が薄まっていくのも、なんかヤダな〜、みたいな感覚になってた。
と、そんな鬱な気分のとき、ふと通りかかったバレエレッスン室の前、ドア越しに中の様子は分からぬも、天ノ川さんは、はるはるとみなみんが密室でイチャイチャちちくりあってるであろう、なまめかしい声を耳にする。
そのときはそしらぬ顔でやりすごすも、天ノ川きらら、心中穏やかではなかったようで、どうやら夜はひとりさみしくベッドの中でモンモンとすごしたようでした。(ゐー

おもうに、天ノ川さんは自分でも知らず知らずのうちに春野さんのこと大好きになってしまってて、かまってきてくれるのがうれしかったんじゃなかろうか。
じつは、さみしがり屋で甘えん坊なのかもしれない、天ノ川きららという女は。
天ノ川さんは、プリキュアになってよプリキュアになってよと粘着してくる春野さんを迷惑がってるフリをして、じつはすごくうれしかったと、そういうことかな。
断れば断るほどに春野さんがプリキュアやろうよとすすめてくる、それがうれしかったんだ天ノ川さん。
なのになのに急に「あたしの夢を理解したみたいなこと言ってくれちゃって、かまってきてくれなくなっちゃってさ… ツマンナーイ」と、そんな気持ちなのかもしれない天ノ川さん。めんどくせー女だな。ったく。

とはいえ、とうとう自分の本当の気持ちを押さえきれなくなり、天ノ川さん、プリキュアやります宣言したんだ。
トップモデルになる夢と同じくらい大切なモノができた、だからプリキュアやるんだと。
大切なモノ、それは、ハイ、もうおわかりですね、ズバリ、春野はるかさんのことですよ。(キリッ
愛だよ、愛。
人の心をつき動かすのは、さいごは愛なのさ。
愛は、好きって気持ちは、理論や理屈じゃない、パトスなんだよパトス、わかるだろ?
好きな人のためならどんな無理でもできる、だからモデルの仕事もプリキュア業も両立できるんだと、つまりはそういうことでした。(ぇ
ああ、愛って素晴しい…