レッドのニヒリズムがよかった。
そしてそのニヒリズムを否定し論難するキュアラブリーもよかった。

神様レッドは、惑星レッドへの愛が大きかっただけに、惑星レッドが滅んでしまったことへの絶望も大きかった、と。
愛するものを失なったことで愛の残酷さを知り、愛を憎み、しまいには愛に絶望してしまったらしい。
どういうわけか、そんなレッドに少し感情移入できてしまいました(ぇー

レッドの絶望に対して、それでも愛があればだいじょうぶだよと食いさがる女子中学生キュアラブリー。
それならばとレッドはキュアラブリーに「俺を愛してくれ、俺を救ってくれ、俺といっしょに死んでくれ…」と甘える。
虚をつかれたキュアラブリーは絶句し、すぐにはレッドを拒絶できませんでした。
この場面、レッドの素直な気持ちが伝わってきて良かった。
とことん厭世的になってても、けれどもどこかそこはかとなく愛を求めてるレッドの孤独みたいなものが感じられた。
それに、そうですよね、レッドにとって滅びが救いならば、いっしょに滅びてあげるのもひとつの愛のカタチなんでしょうし。
じっさい男女の心中も、そんなかんじで女のほうがほだされて、ってパターンが多いのかなと(ぇ

愛、それは確かに幻なのかもしれない。
永遠の愛を誓ったところで、愛は永遠になど続かない。
愛の対象がいなくなったり、自分自身の愛がさめたりと、いろいろあるとはおもう。
けれども、まぎれもなくそこに愛があったことだけは事実で、その事実だけは現実で、幻などではないはずだ。
いつの時代も時間の経過とともに世の中のありようはときに残酷に変わってしまうものだけど、自分自身の心の中は、自分の気持ちだけは心掛けしだいで維持できるものなのかもしれない。
そうであるならば現実の愛が失われてしまっても、思い出の中でその愛は生き続けることができるはず。
そしてまた、愛とは信じることで、信じることで幻も現実に変わる、変われることもあるのだと。
みんなが愛を信じ、たとえ各々の愛は小さくても互いに共鳴し共振しあうことで、愛のチカラは何倍にも何十倍にも何百倍にも大きくなって奇跡をおこすだろうと。
そんなことを伝えたかったのかなキュアラブリーは。

さて次回、どんな最終回を見せてくれるのか楽しみなんですが。
レッドとしては惑星レッドが復活しなければ納得しないような気もするけど、どうなんだろう?
滅びたものは滅びたもので復活はしないのだけれどそれを愛した事実はなくならない、いつまでも滅んだものをなげいていてもはじまらないから、愛して滅んでしまったものはそれはそれとして大切な思い出として心にしまって、また新たな愛を、という終わり方になるのかな。
レッドは惑星レッドの思い出を胸に、あらたな星をめざし、その星をあらたな愛で満たしていこうと決意し、旅立つのだろうか?