亜久里ちゃんは円家の養子だったという。なるほど、なるほど。

数年前、亜久里ちゃんの「おばあさま」である茉里さんは円家に跡継ぎがいないことで頭を悩ませていた。円家は素封家で、跡継ぎがいないことで予想される親族間での相続争い。それを懸念した茉里さんは、自分がまだ元気ないまのうちに跡取りを、ということで福祉施設から養子を受け入れることにした。この動きにはとうぜん円家の分家からは反対の声もあがったが、きょうだいの仲が悪かった茉里さんは、親族連中の戯言など歯牙にもかけず、自分の意志をとおすことにした。

福祉施設には10歳ぐらいの男の子をお願いします、ということだったのですが。茉里さんが約束の日に駅にむかえにいったら、なんと女の子がきてました。なにか、てちがいがあったようです。茉里さんは施設に連絡して、亜久里ちゃんを返して、べつの男の子を、とおもったのですが。ことのてんまつを知った亜久里ちゃんがあまりにも悲しそうな顔をしたので、ふびんにおもって、まあ女の子でもいいかしらね、と考えなおして、最終的には亜久里ちゃんを円家の養子にすることにしました。

女の子を養子にしたという、その話を聞いた円家の親戚連中はビックリすると同時に、茉里さんにあれやこれやと文句を言ってきました。女の子では跡継ぎになれないだの、なんだのと。これに対して茉里さんが下手に出ていると調子に乗った親戚どもは、あげくのはてには茉里さんのみならず亜久里ちゃんの人格までもを否定するようなひどいことを口にするようになってきて、茉里さんは精神的に疲れてしまい、とうとう相続の件は親戚連中で適当に話し合ってくれと、ただし亜久里ちゃんが食べるに困らないだけの財産だけは亜久里ちゃんに残させてもらいますからとだけ条件をつけて、どうにか親戚連中を納得させ、亜久里ちゃんを養子にすることができました。

亜久里ちゃんがいつも敬語なのは、施設にいるときに厳しくしつけられたせいもあるのだろうけれど、茉里さんにいろいろ気苦労をかけた引け目からなのではないだろうか。育ててもらっている恩と、その引け目があるからこそ、亜久里ちゃんは、おばあさまだけには、このうえなく気をつかうのでした。

こんかい亜久里ちゃんの身の上話がわかって驚いたり、納得したりで、なんか不思議な気分になりました。でも、これで、なんとなく亜久里ちゃんがこちらの世界の人ではなくて、トランプ王国と同じようにジコチューさんたちに襲われて滅亡寸前の別の世界から託されたというか、具体的には命からがら赤ん坊の亜久里ちゃんをつれてこちらの世界に逃げてきた王家の侍女がある寒い冬の夜に福祉施設の勝手口の前に毛布にくるまれた赤ん坊の亜久里ちゃんを置き去りにしてピンポンダッシュして去っていきその後その侍女さんは息途絶えましたみたいな場面を想像したですが、おそらくそんな感じじゃないのかなと(キリッ

いよいよドキドキプリキュアという物語もクライマックスへとむかっていき、いろいろ謎というか疑問も明かされていくのでしょう。亜久里ちゃんとレジーナ様と王女様との関係とか。あと、岡田のチューリップハットのこととかも。チューリップハットが3種の神器のひとつだという説も有力なのですが、はたしてどうなのか。みのがせません。