こんかいは四葉ありす嬢と五星麗奈さんとの友情が描かれていました。

それにしても、友情ほどよくわからないモノもないのではないでしょうか。
友達の定義って、いったいなんなのか。ちょっと考えさせられました。
自分は友達だとおもっていたのに相手はそうはおもっていなかった、なんてこともあるし。その逆もある。
だれかが自分のことをどうおもっているかだなんて、ほんとうのところは分からないし。
相手の想いに気づかない、気づいてあげられない。そんなことも、よくあるのでは。

それはさておき。いろんなカタチの友達って、いますよね。
いちいち「わたしたち友達だよね?」なんて確認しあわなくても友達でいられる関係とか。
ふだんはあまり交流がなくても、いざというときは当たり前のように力になってくれる関係とか。
いつもいっしょにいて、いつも行動をともにしているだけが友達ではないのだろうな、と。

会えばいつもつっかかってくる五星さん。
かたや、五星さんのちょっかいをいつも軽く受け流そうとする四葉さん。
五星さんは四葉さんと友達になりたくて、でも素直になれなくて、ついついひねくれた態度をとってしまう。
いっぽうの四葉さんはすでに五星さんのことは友人であると認めていて、だからこそどんなにヘンなことをしてきても相手にしてあげていたようです。
だって本当に嫌いな人なら相手にしないで無視しますもんね。
なんやかんやとおバカな五星さんにつきあってあげる四葉さんは、やさしいのかもしれない。
でも四葉さんのそういう態度にカチンとくる五星さんなのでした。

五星さんが素直じゃないことは四葉さんもご存知で。
でも素直じゃない人イコール悪い人というわけでもないことも知っている。
五星さんの花を愛する気持ちがホンモノであることは幼い時に初めて会ったときから知っていた四葉さんなのでした。
四葉さんは花が好き、五星さんも花が好き、同じ花好きであるならば仲良くできないわけがないと。
そんなふうにも感じていたのかもしれない四葉さん。

ふとしたキッカケから四葉さんは五星さんに、ずっと友達だとおもっていましたと、つげる。
すると五星さんは感極まって泣き崩れてしまうのでした。
それから五星さんも素直になって、うそいつわりのない本当の気持ちを四葉さんにぶつける。
四葉さんは当然のように五星さんのやさしい気持ちを受け止めてあげて、ふたりは心つうじあい、友情をたしかめあうのでした。めでたし、めでたし。

ほんとうに、ちょっとしたことで問題は解決するんだなと。
こじれにこじれてほどけない結び目のようにおもえることでも、ほんのちょっとのキッカケであっけなくほどけることも。
とはいえ、こじれさせていたのは一方的に五星さんのほうで。
四葉さんはといえば、ひたすら五星さんが素直になるのを待っていたのかもしれない。
でも待ってるだけでは解決しない。時間が解決してくれないことだってある。
こんかい良かったのは幼い頃のエピソードをまじえて四葉さんのほうから五星さんに優しくできたトコロかな。
それで五星さんの意地を張っていた気持ちがいっきに瓦解しましたから。