こんかいは「最高の相棒登場!」ってことになってますがね。いやもう、菱川さんがプリキュアになろうとなるまいと、ずっとずっとまえから菱川さんは相田さんの最高で最強の相棒でしょう。なので、いまさら「最高の相棒登場!」とか言われても菱川さん的には「はぁ〜?」ってかんじなのでは。

第2話での信号機ジコチューがおもしろすぎたせいか、こんかいのジコチューはイマイチでした。でも、これくらいがほんらいのプリキュア品質なのかなとも(ぉぃ

こんかいのジコチューとの戦い、菱川さんの対応も第2話のときのほうがだんぜんオモシロくて。こんかいはプリキュアに変身して必殺技でカンタンに浄化しちまったので、つまらなかった。もちろん放映時間のつごうとか販売促進のつごうがあったのは理解出来ますがね。キュアハートがピンチの状態で、相田さんとのなれそめを思い出し、それを心のなかでシッカリ味わったのちに菱川さんがプリキュアへの変身を決意したのも、前回の幸せの王子をたとえ話にして相田さんへの愛を叫んだときと比べると、いまいち説得力に欠けていたような気がしました。なんかこう、やっぱジョー岡田ってウサンくさいしウンコくさいな、とか、菱川さんらしい猜疑心もてつだって、もっともっと悩みに悩んで、けっきょくプリキュアに変身するのは保留にして、あの場面ではとりあえずキュアハートが抱えていたたくさんの手紙を菱川さんが引き受けて、そして身軽になったキュアハートがジコチューを浄化しました、みたいな展開のほうが良かったかもしれませんね。とにかく菱川さんにはいつまでたってもプリキュアにならないでいてもらって、そうやってなかなかプリキュアになろうとしない菱川さんをどうにかしてプリキュアにしてやろうとインキュベーターであるジョー岡田はあれやこれやと手をつくしてくるのだがウマクいかず、そうこうしているうちに夏が来て秋が過ぎてみたくドキドキプリキュアという物語はすすんでいって、そのあいだも菱川さんは第2話のときのように一般人としてキュアハートを地味に支援しつづけるという。けれども、とうとうキュアダイヤモンドに変身するときが…ってのがだいたい第44話あたりで…だったら、オモシロイ展開なのだが。どうだろうか。販促的には無理だろうな、うむ。

ここまでの、お話のながれとしては、物語の縦軸がグダグダだったスマイルプリキュアの反省をふまえてか、ドキドキプリキュアでは各話のつながりを重視している感じがしますね。さいごに四葉ありす嬢があらわれて次回に続く、という展開も、つぎのエピソードへスムーズに入っていくためだったのでしょう。というか、こんかい最後に四葉ありす嬢が登場しなかったらホント2話続けての欠席ということで、えらいことでした。ほんと、四葉ありす嬢いらね〜、ロゼッタいらね〜、状態になるところでした、アブナイ、アブナイ。

ちょっと思ったのですが、もしかすると、ドキプリでは4人のプリキュアがいつも登場するという展開にはならないのかもしれない。基本的には、いつもいっしょにいる相田さんと菱川さんのまえにジコチューがあらわれて、あとからロゼッタやソードが参戦するとかしないとか、みたいな。四葉さんメイン回では、はじめから3人で変身して戦うのだけれども、ソードは参戦したりしなかったり、みたいで。とにかくプリキュアが4人そろって戦うというパターンは少ないのかもしれない。なんてね。