神回だった。ふつうに感動しました。まあ、ノイズが音楽かどうかとか、細かいことは気にしちゃダメなんでしょうけれども。それにしても説教合戦な展開の脚本が成田先生っぽい感じだったけど、そうじゃなかったのは残念でしたが。とにかく今回は脚本が良くて、ノイズ様とプリキュア、とくにキュアメロディさんとの会話がよかったです。

ノイズ様は自分自身の存在すらも否定していて、自分自身を消し去りたいとすら思っている。そのためには人々をすべて石にして、死んだ世界をつくりださなくてはならない。死んだ世界には、よろこびもないかわりに、悲しみもない。悲しみがなければ世界の悲しみの結晶である自分はもう決して生まれないはずだから。それがノイズ様の理屈ですね。けれどもノイズ様は本当は自分の存在を肯定したいと無意識のうちに願っていたみたいです。とはいえ悲しみという負の意識の集合体である自分は決して誰からも認められないし、認められようがない、と、あきらめて。ならば消えたい。それには世界を、人々を、音楽を、滅ぼさなければ、と。まずはノイズ様の絶望が描かれていました。

それに対して変身前のキュアメロディさんは、ノイズ様の考えに違和感を覚えつつも、少し理解してしまうんだな。というか悲しみの塊であるノイズ様をここで倒してしまったらますます悲しくなって、悲しいだけでなんの救いもないじゃないかと。だからノイズ様とは戦えないんだと。

けれどもハミィの捨て身の作戦をキッカケにして、プリキュアさんたちは諦観するんだ。プリキュアさんたちの答えは、ノイズ様を倒すのではなくて、助けるのだと。そのために戦うのだと。否定もしないし、肯定もしない。ノイズ様はノイズ様として、悲しみは悲しみとして、ありのままを受け入れようと決めた。そうしたうえで幸せをつかめるように手をのばしたい。そのために音楽が、笑顔が、心のつながりが必要なのだと説く。

プリキュアさんたちはノイズ様へ、とどけたい。けれども、言葉はとどかない。無力感がただよう。そんなときフェアリートーンたちが力を貸してくれた。それはプリキュアたちが心底、音楽を、希望を信じてくれたからできたという。信じる気持ちが、強さになる。助けたいという優しさが強さになるのも、その優しさを強さに変えられるだけの気持ちの強さがあってこそで。

そして最後、ノイズ様を撃破したあと、キュアメロディさんがノイズ様の手をつかむところが、いかにもプリキュアっぽかったです。なんか、手と手をつないで、ってのがプリキュアな感じなんだよな。言葉では通じなくても、手と手をつなげば分かり合える、みたいな感じで。ノイズ様にもプリキュアさんたちの思いが伝わって、悲しみは消え、そしてノイズ様は消滅したという。まあ、ノイズ様、消えちゃったらダメだろ!みたいなツッコミはあるとはおもいますが、細かいことは気にするな!キレイに終わって良かったと思え!!

悲しみや苦しみを知ってる人ほど、どんな小さな愛も大きな幸せに感じられるのだから、それこそ悲しみの塊であるノイズ様にとってメロディさんの手のぬくもりは最高だったはず。なにか最期、ノイズ様にも救いがあって、感動な展開でした。。。(細かいことを気にしたらダメよ。

さて、今回が実質的に最終回でして、次回はエピローグでまるまる1話つかうんでしょうね。
個人的にイチバン気になるのは、調べの館のその後でして…
さあて、調べの館は無事にもとの場所にもどれるのでしょうか?!