さてさて、スイートプリキュア♪、やっと本編のはじまりです。
そう、前回までの数ヶ月間は、前フリというか、プロローグなのです、それはそれは長い長い。
ああ、ほんとうに長かったな。

スイートプリキュア♪の主役は、キュアミューズことアコちゃんでした。
そしてアコちゃんが、不仲になった両親を、なかなおりさせる、というのが、この物語の骨子でして。
ぶっちゃけ、メフィストがお父さんで、アフロディテがお母さん、ですから。
もうね、早い話が、家族の物語なのです、スイートプリキュア♪は。
こじれた家族から不協和音をとりのぞき、調和をとりもどす。
お父さんはお父さんの、お母さんはお母さんの、そして娘は娘の、それぞれがそれぞれの音楽をかなでて、その結果として家族がひとつの組曲になるのだ、と。
まあ、具体的には、父と母の夫婦ゲンカを、けなげな一人娘が仲裁するという、涙なくしては語れないお話なんですけどねコレが。

「子は、かすがい」、なんて古くさい言い方がありますが。
アコちゃんは、まさに、そうです。
とくに、お父さんは、娘には、弱いものです。
どんな頑固なお父さんでも、娘に「そこをなんとか、オ・ネ・ガ・イ」などと、たのまれてしまいますと。
ほだされてしまいます、心がゆらいでしまいます。
じっさい今回、キュアミューズの正体がまなむすめだとわかったとたん、あれほどミューズを罵倒していたメフィストは態度を豹変させました。
ああ、なんてことでしょう。
メフィストは、アコちゃんと悪のノイズとで板バサミになり、心が壊れてしまいそうになったので、とりあえず退散しました。
はてさて、次回は、どうなることやら。


それにしても、プリキュアどもの会話で、メフィストが悪のヘッドホンであやつられてるのではないかウンタラカンタラのくだりの部分が、やけに説明口調だったというか、疑問からあっけなく結論に導いてしまってたなあ、というか、なんというか…うまく表現できませんが、ぶっちゃけイマイチだった気もしないでもなかった、、、というか…(ボソリ